虎皮下(読み)コヒカ

デジタル大辞泉 「虎皮下」の意味・読み・例文・類語

こひ‐か【虎皮下】

《虎の皮の敷物もとへの意》多く学者軍人にあてた手紙で、あて名の脇付わきづけとして記す語。

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精選版 日本国語大辞典 「虎皮下」の意味・読み・例文・類語

こひ‐か【虎皮下】

〘名〙 (虎の皮の敷物の下(もと)への意) 手紙の脇づけに用いる語。軍人や学者への手紙に多く用いる。座下玉案下玉机下虎皮のもと。
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉九「真中(まんなか)に、珍野苦沙彌先生虎皮下と八分体(はっぷんたい)で肉太に認(したた)めてある」

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