虎毛(読み)トラゲ

デジタル大辞泉 「虎毛」の意味・読み・例文・類語

とら‐げ【虎毛】

虎のように、黄褐色の地に太く黒いしまのある毛並みや模様虎斑とらふ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「虎毛」の意味・読み・例文・類語

とら‐げ【虎毛】

〘名〙
① 虎の毛色。転じて、虎の背中のように黒い太線の数本はいっている毛色や模様。虎斑(とらふ)
源平盛衰記(14C前)四〇「裏を返して見るに、実のあひあひに虎毛(トラケ)あり」
② 馬の毛色の一種。淡い黒地に、虎の毛色のような斑点のあるもの。一説に、連銭葦毛(れんせんあしげ)のことという。虎斑。
神楽歌(9C後)其駒「〈本〉葦駮の や 森の 森の下なる 若駒率て来 葦毛駮の 止良介(トラげ)の駒」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android