出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
古代の製塩法。「万葉集」「風土記」「歌経標式(かきょうひょうしき)」などの「藻塩焼く」「塩を焼く藻」「垂塩」などの表現から,海藻をかき集めて簀(さく)の上に積みあげ,海水を注ぎながら濃縮して塩分濃度をあげ,それを焼いて水に溶かし,上澄みをさらに土器や釜で煮沸して製塩したものらしい。9世紀後半に塩浜が成立すると,海藻による濃縮は行われなくなっていった。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
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