藪医者（読み）やぶいしゃ

精選版 日本国語大辞典

やぶ‐いしゃ【藪医者】

〘名〙 (「やぶ」は「野巫(やぶ)」で、本来は「呪術を医薬とともに用いる者」の意であったという。それに「藪」「野夫」などの漢字をあてて、田舎医者の意となり、あざけっていったものか) 技術のへたな医者。庸医(ようい)。竹庵(ちくあん)。やぶくすし。やぶいし。やぶい。やぶ。

※狂歌・吾吟我集（1649）九「病をもなをさぬ竹の藪医者は人の命のしねん期や待」

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

やぶ‐いしゃ【^×藪医者】

診断・治療の下手な医者。藪薬師やぶくすし。やぶ。
[補説]「野巫やぶ医」、すなわちまじないを用いる医者の意から出たという。
[類語]藪・藪井竹庵・たけのこ医者・医師・医者・医家・ドクター・ドクトル・ホームドクター・国手・女医・名医・侍医・主治医・船医・軍医・学校医・町医者・開業医・内科医・外科医・眼科医・目医者・歯科医・歯科医師・歯医者・獣医・御典医

出典　小学館

デジタル大辞泉プラス

藪医者

古典落語の演目のひとつ。

出典　小学館