日本歴史地名大系 「藤沢宿」の解説
藤沢宿
ふじさわしゆく
[現在地名]藤沢市藤沢・藤沢一―五丁目・本 町一―四丁目・善行 一―三丁目・朝日 町・南藤沢 ・鵠沼花沢 町・鵠沼石上 一丁目・鵠沼東 ・藤が岡 一―三丁目・大鋸 一―三丁目・西富 一―二丁目
伊勢神宮の御師久保倉氏の記した永正一五年(一五一八)一二月二五日の御道者日記(氏経卿引付)には「さかみ国、在所藤沢」、室町―戦国期と推定される那智山実報院檀那持分目録(茅ヶ崎市史一)にも「藤沢の中書房」とあり、中世藤沢において伊勢・熊野の御師の布教活動を知ることができる。「藤沢大鋸町」に住む大鋸引の棟梁森弥五郎に宛てた弘治元年(一五五五)一二月二三日の北条家朱印状(県史三)に伝馬役のことがみえ、この頃には
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報