藤原実冬(読み)ふじわらのさねふゆ

世界大百科事典(旧版)内の藤原実冬の言及

【本朝書籍目録】より

…師名(在判)〉とあるところから,鎌倉後期,弘安~正応(1278‐93)ころの成立と考えられている。編者は奥書にみえる滋野井大納言藤原実冬(1243‐1303)と推定されるが,室町時代15世紀の清原業忠・冷泉(れいぜい)大納言藤原為富とする説もある。内容は神事,帝紀,公事,政要,氏族,地理,類聚,字類,詩家,雑抄,和歌,和漢,管絃,医書,陰陽,伝記,官位,雑々,雑抄,仮名の20項に分かれ,合計500近い書について,その書名・巻数・撰著者を可能な限り記し,簡略ではあるが解題を付したものもある。…

※「藤原実冬」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」