藍錆(読み)あいさび

精選版 日本国語大辞典 「藍錆」の意味・読み・例文・類語

あい‐さび あゐ‥【藍錆】

〘名〙 染色一つ藍色の、濃くて赤みを帯びたもの。また、その色にした織物薩摩国(鹿児島県西部)から産出する上布絣(じょうふがすり)はこの色を用いた。
洒落本当世風俗通(1773)上之令子風「藍(アヒ)さびに赤くうつるかきつひ味噌」
※洒落本・酔姿夢中(1779)「半ざらしのあひさびに絹の小紋ひとへ羽織を着」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android