薬店(読み)やくてん

精選版 日本国語大辞典 「薬店」の意味・読み・例文・類語

やく‐てん【薬店】

〘名〙 薬を売る店。くすりや。薬局薬舗
東京新繁昌記(1874‐76)〈服部誠一〉初「牛肉の人に於けるや、開化の薬舗にして文明の良剤也。其精神を養ふ可く其腸骨を健かにす〈略〉彼の薬店を見れば紅肉依々たり」

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デジタル大辞泉 「薬店」の意味・読み・例文・類語

やく‐てん【薬店】

薬を売る店。くすりや。

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世界大百科事典(旧版)内の薬店の言及

【医薬品】より

… 卸,問屋も,医療用医薬品と一般用医薬品とを専門に扱う二つの系統に分かれている。小売業種も,薬局,薬店(薬種商),一般販売業,特例販売業の4種に分かれ,薬局では薬剤師が処方調剤や自家製剤を行い,指定医薬品(厚生大臣が品目を指定し,取扱い上の規制をしているもの),要指示薬品(乱用による弊害のゆえに,とくに取扱いを厳重にしているもの,および医師の処方箋または指示によらなければ交付を禁じられている医薬品)等,医薬品全品目を販売することが認められている。一般販売業では,薬剤師を専任管理者とする処方調剤などは行えない。…

【薬屋】より

薬局,薬店(やくてん)(薬種商が薬の販売を行っている店)および薬問屋等の総称。薬店,薬舗,薬種屋,木薬屋(あるいは生薬屋)などの名で,店舗を構えて薬をあきなう店を薬屋と呼んだのは江戸時代に入って以来といわれている。…

※「薬店」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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