デジタル大辞泉
「薄荷」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
はっ‐か ハク‥【薄荷】
〘名〙
① シソ科の多年草。各地のやや湿った土地に生え、
香料、
薬用に栽培もされる。高さ二〇~六〇センチメートル。茎は
四稜(りょう)がある。全体に短毛を生じ、傷つけると特有の芳香を放つ。葉は柄をもち対生し、葉身は長さ二~八センチメートルの長楕円形で縁に粗い鋸歯
(きょし)がある。夏から秋にかけ、
葉腋に小さな淡紫色の唇形花が輪生状に群がって咲く。葉から薄荷油・薄荷脳をつくる。漢名、薄荷。めぐさ。
はか。〔
塵芥(1510‐50頃)〕
② ①と
同種の欧州産の植物。西洋薄荷。ペパーミント。
③ ①の葉から製した無色針形の
結晶。
薬品・香料などに用いる。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
はっか【薄荷】
漢方薬に用いる生薬(しょうやく)の一つ。薄荷葉(よう)ともいう。シソ科ハッカの葉を乾燥したもの。解熱、清涼、健胃、止痒(しよう)、発汗などの作用がある。慢性胃腸病、神経症、湿疹(しっしん)に効く柴胡清肝湯(さいこせいかんとう)、にきび、顔や頭の発疹(ほっしん)に効く清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)などに含まれる。またハッカの精油はメントールとはっか油に分離し、メントールは止痒(かゆみ止め)、鎮痛薬として外用の膏薬(こうやく)などに用いる。
出典 講談社漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典について 情報
薄荷 (ハッカ・バカ)
学名:Mentha arvensis var.piperascens
植物。シソ科の多年草,園芸植物,薬用植物
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報