薄気味悪(読み)うそきみわるい

精選版 日本国語大辞典 「薄気味悪」の意味・読み・例文・類語

うそ‐きみわる・い【薄気味悪】

〘形口〙 (「うそ」は接頭語) なんとなく気味が悪い。うすきみわるい。うそきみがわるい。
浄瑠璃伽羅先代萩(1785)道行「虚(ウソ)気味悪ふ真青(まっさを)に、少し赤みの見へたるは、血の流れたる所ならん」

うす‐きみわる・い【薄気味悪】

〘形口〙 うすきみわる・し 〘形ク〙 (「うすぎみわるい」とも) なんとなくこわい感じがして、また、なんだかいやな感じがして気持がわるい。うそきみわるい。うすきみがわるい。
浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉三「叔母を観れば、薄気味わるくにやりとしてゐる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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