蕩・惚(読み)とれる

精選版 日本国語大辞典 「蕩・惚」の意味・読み・例文・類語

と・れる【蕩・惚】

〘自ラ下一〙 と・る 〘自ラ下二〙 (補助動詞として用いる) 「見とれる」「聞きとれる」の形で、もっぱらその一点に奪われている意、その動作をするのに熱中している意を表わす。
大川端(1911‐12)〈小山内薫三四二人はいつも『理想』を夢みるやうな眼つきで、柳瀬の話に聞き惚(ト)れてゐた」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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