蔵六(読み)ゾウロク

デジタル大辞泉 「蔵六」の意味・読み・例文・類語

ぞうろく【蔵六】[人名]

[1822~1877]江戸末期から明治初期の陶工京都の人。姓は真清水ましみず五条坂に開窯。青磁染め付けを得意とした。

ぞう‐ろく〔ザウ‐〕【蔵六】

《4本の足と頭と尾の六つを甲の内に隠すところから》異称

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「蔵六」の意味・読み・例文・類語

ぞう‐ろく ザウ‥【蔵六】

[1] 〘名〙 四足と頭・尾の六つを隠すこと。転じて、亀(かめ)異名
※諺草(1699)曾「蔵六(サウロク) 〈略〉六を蔵(かく)すとは、頭尾両手足を、甲に引入て蔵を云」
[2] 江戸から明治にかけての陶工。姓は真清水。京都の人。天保一四年(一八四三)五条坂に開窯。朝鮮風の抹茶碗の製作に秀でた。また、千宗室に師事し茶道にも通じた。文政五~明治一〇年(一八二二‐七七

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「蔵六」の読み・字形・画数・意味

【蔵六】ぞうろく

亀。

字通「蔵」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「蔵六」の解説

蔵六 ぞうろく

真清水蔵六(ましみず-ぞうろく)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android