蓑笠(読み)みのかさ

精選版 日本国語大辞典 「蓑笠」の意味・読み・例文・類語

みの‐かさ【蓑笠】

〘名〙 みのとかさ。また、それを着用した姿。
書紀(720)神武即位前(北野本訓)「乃ち椎根津彦らをして幣衣服(やれきぬ)及び蓑笠(ミノカサ)(き)せて」

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デジタル大辞泉 「蓑笠」の意味・読み・例文・類語

みの‐かさ【××笠】

。また、それを着用した姿。

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世界大百科事典(旧版)内の蓑笠の言及

【蓑】より

…古くから農夫,漁夫,狩人などが着用した。《日本書紀》には,素戔嗚(すさのお)尊が青草をたばねて蓑笠としたと記してあり,《万葉集》にも見られるほか,12世紀の成立とされる《信貴山縁起絵巻》には,尼公の従者が蓑を着て旅する姿が描かれている。 蓑の種類は,背蓑,肩蓑,胴蓑,丸蓑,腰蓑,蓑帽子の6種類に分けられるが,一般的に用いる蓑は肩蓑と胴蓑が多い。…

※「蓑笠」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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