蓄音機・蓄音器(読み)ちくおんき

精選版 日本国語大辞典 「蓄音機・蓄音器」の意味・読み・例文・類語

ちくおん‐き【蓄音機・蓄音器】

〘名〙 レコードから音を再生する装置。一八七七年にアメリカエジソンフォノグラフ発明。古くはレコードの回転動力にぜんまいを用い、針の振動を拡大してそのまま振動板をふるわせて音に変えたが、のちには、針の振動を電気によって増幅、再生する電気蓄音機が発明された。
※正岡子規宛夏目漱石書簡‐明治二四年(1891)四月二〇日「僕既に狂なる能はず、甘んじて蓄音機となり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android