蒲原郷(読み)かんばらごう

日本歴史地名大系 「蒲原郷」の解説

蒲原郷
かんばらごう

和名抄」東急本にみえる郷名。訓を欠くが、廬原いおはら郡蒲原郷の「加无波良」(東急本)の訓に従う。富士郡には貞観六年(八六四)に「富士河東野」に移された蒲原駅があるが(「三代実録」同年一二月一〇日条)、同駅は駅家うまや郷に置かれたと考えられている。

蒲原郷
かんばらごう

「和名抄」東急本・名博本などにみえる郷名。高山寺本は「原郷」につくる。高山寺本に「加无八良」、東急本に「加无波良」、元和古活字本に「加無波良」の訓がある。富士郡に同名郷がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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