蒔苗村(読み)まかなえむら

日本歴史地名大系 「蒔苗村」の解説

蒔苗村
まかなえむら

[現在地名]弘前市蒔苗

弘前城下の西北にあり、北は独狐とつこ村、南は横町よこまち(現中津軽郡岩木町)、東は薬師堂やくしどう村、西は鼻和はなわ村に接する。

正保二年(一六四五)の津軽知行高之帳の鼻和郡に村名があり、村高三八二・〇五石、うち田方は三五〇・八石とある。寛文四年(一六六四)の高辻帳でも村高は変わらない。貞享四年(一六八七)検地帳によれば、村高五七七・六六石、うち田方四八七・八八七石、畑方八九・七七三石。田位は上々田から下々田まであり、斗代は上々田が一・四石と高い。甚之丞抱の白山堂があった。漆木はない。屋敷地は郷蔵屋敷を含んで七・二八八石、屋敷持は一七名と比較的少なく、隣接他村落からの入作者も多かったと思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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