蒔絵螺鈿(読み)まきえらでん

世界大百科事典(旧版)内の蒔絵螺鈿の言及

【螺鈿】より

…当時,螺鈿は,螺鈿太刀が蒔絵太刀より上位におかれたように,最上級の加飾法であり,奥州藤原氏の財力と,現世に極楽を求める強い熱情が知られる。 11世紀末からは蒔絵文様の一部として螺鈿が用いられ,いわゆる蒔絵螺鈿へと発達する。その最古の例は〈沢千鳥蒔絵螺鈿小唐櫃〉(金剛峯寺)で,なお螺鈿は控え目に点飾されるにとどまっている。…

※「蒔絵螺鈿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」