(読み)き

精選版 日本国語大辞典 「葱」の意味・読み・例文・類語

き【葱】

〘名〙 葱(ねぎ)古称。《季・冬》
書紀(720)仁賢六年九月(寛文版訓)「秋蔥(あきキ)の転双(いやふた)〈双は重なり〉納(こもり)を思惟(おも)ふ可し」

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デジタル大辞泉 「葱」の意味・読み・例文・類語

ねぎ【×葱】

ヒガンバナ科の多年草。葉は太い管状で先がとがり、中に粘液を含む。初夏、管状の花茎を出し、先にねぎ坊主とよばれる白緑色の小花が球状に密生する。野菜として栽培され、葉の白い部分を食べるものを根深ネギ、緑の部分を食べるものを葉ネギともいう。シベリアアルタイ地方の原産とされる。き。ながねぎ。 冬 花=春》「―洗ふ女や一人暮れ残る/紅葉
[類語]葱坊主分葱わけぎ浅葱あさつき

き【×葱】

ネギ古名。〈和名抄

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動植物名よみかた辞典 普及版 「葱」の解説

葱 (ネギ・ヒトモジ)

学名Allium fistulosum
植物。ユリ科の多年草,園芸植物,薬用植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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