葦の矢（読み）アシノヤ

デジタル大辞泉「葦の矢」の意味・読み・例文・類語

葦の茎で作った矢。朝廷で大晦日おおみそかの追儺ついなの式に、桃の木の弓につがえて鬼払いの具として用いた。

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葦で篦(の)を作った矢。奈良時代には、東北地方からの貢物。朝廷では、一二月晦日(みそか)の追儺(ついな)の式には、桃の弓とともに鬼払いのまじないの具として用いた。

※内裏式（833）十二月大儺式「中務省率_二侍従、内舎人、大舎人等_一、各持_二桃弓葦矢_一」

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