旺文社世界史事典 三訂版 「董 仲舒」の解説
董 仲舒
とうちゅうじょ
前漢の儒学者
河北省の生まれ。公羊 (くよう) 学を学び,景帝のときに博士となった。武帝に用いられて,五経博士を置き,儒学を漢王朝の統治理念とした。長く任に止まって罪を受けることを恐れ,病と称して辞任したが,大事があれば彼の意見が求められた。以後,儒学は中国各王朝の保護を受けるとともに,政治に利用されることにもなった。主著『春秋繁露』。
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