華族女学校(読み)かぞくじょがっこう

精選版 日本国語大辞典 「華族女学校」の意味・読み・例文・類語

かぞく‐じょがっこう クヮゾクヂョガクカウ【華族女学校】

明治一八年(一八八五)、皇后の命により華族子女を教育する目的で設けられた学校。当時の学習院とともに宮内大臣所管に属した。同三九年、学習院に女子部として併合された。

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デジタル大辞泉 「華族女学校」の意味・読み・例文・類語

かぞく‐じょがっこう〔クワゾクヂヨガクカウ〕【華族女学校】

女子学習院前身

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世界大百科事典(旧版)内の華族女学校の言及

【学習院】より

…84年には京都学習院の勅額が与えられ宮内省所管の官立学校となった。翌85年には優雅を誇る華族女学校が開設された。1908年に現在地(東京都豊島区目白)に移る。…

【下田歌子】より

…夫と死別後,81年上流家庭子女に純日本的教養を与える桃夭(とうよう)女塾を開設,賢母良妻の育成に努めた。華族女学校開設(1885)に参与し1907年まで皇女・貴女教育に従事。この間イギリスの皇女教育,欧米諸国の女子教育とともにその国情を視察し,1898年,婦人労働問題の未然の防止,国威をそこなう海外醜業婦問題の解決などを願って婦人大衆の教育を企図して帝国婦人協会を創設。…

※「華族女学校」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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