華厳経探玄記(読み)けごんきょうたんげんき

精選版 日本国語大辞典 「華厳経探玄記」の意味・読み・例文・類語

けごんきょうたんげんき ケゴンキャウ‥【華厳経探玄記】

華厳宗の大成者法蔵が著わした華厳経(六十巻本)の注釈書。二〇巻。華厳経の教えが起こった理由、教義の位置づけ、根本思想などを明らかにした上で、本文を追って詳しい解釈を行なったもの。探玄記。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「華厳経探玄記」の意味・わかりやすい解説

華厳経探玄記
けごんきょうたんげんき
Hua-yanjing tan-xuan-ji

『華厳経』 (六十華厳) の注釈書。中国,唐の法蔵著。 20巻。『華厳経』の諸注釈書のなかで非常に重要なものの一つ。この書に対する注釈書はすべて日本で作られた。

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