華厳会・花厳会(読み)けごんえ

精選版 日本国語大辞典 「華厳会・花厳会」の意味・読み・例文・類語

けごん‐え ‥ヱ【華厳会・花厳会】

〘名〙 仏語東大寺、十二大会の一つ。毎年三月一四日に行なわれる華厳経を読誦し講賛する法会。天平一六年(七四四聖武天皇の勅により始められたといわれ、一説には天平一二年、良弁(ろうべん)審祥を請じて華厳経を講じさせたのがその始まりとする。
※観智院本三宝絵(984)下「即千此寺に花厳経を講才しめて会をも行はせ給を花厳会となづく」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android