菜根(読み)さいこん

精選版 日本国語大辞典 「菜根」の意味・読み・例文・類語

さい‐こん【菜根】

〘名〙 野菜の根。転じて、粗末な食事粗食
※俳諧・東日記(1681)坤「富家喰肌肉、丈夫喫菜根(サイこん)、予は乏。雪の朝独り干鮭(からざけ)を噛得たり」 〔小学善行

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デジタル大辞泉 「菜根」の意味・読み・例文・類語

さい‐こん【菜根】

野菜の根。大根やいもの類。
粗末な食事。粗食。

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普及版 字通 「菜根」の読み・字形・画数・意味

【菜根】さいこん

野菜の根。野菜くずなど。〔鶴林玉露、甲二、論菜〕(も)し一命以上よりに至るまで、皆是れ根を咬得(かうとく)するの人ならば、則ち當(まさ)に必ず其のの在るを知るべし。百姓(ひやくせい)何(なん)ぞ無きを愁へん。

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