菓餅(読み)かへい

世界大百科事典(旧版)内の菓餅の言及

【干柿】より

…干柿は,日干しによるタンニン細胞の変化で,渋みが直接舌にふれなくなり,かつ糖分濃度が高まるためきわめて甘く,そのため古くから重要な甘味食品であった。《延喜式》には〈干柿子〉と書かれ,神祭の供物や供御などとして用いられていたことが記載されており,その中には,いまの和菓子の祖型ともなった菓餅(かへい)の材料にもされたことが見られる。その〈干柿子〉は〈連〉を単位として数えられていたが,つるし柿か串柿かははっきりしない。…

※「菓餅」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」