菊萵苣(読み)きくぢしゃ

精選版 日本国語大辞典 「菊萵苣」の意味・読み・例文・類語

きく‐ぢしゃ【菊萵苣】

〘名〙 キク科の一~二年草。野菜としてヨーロッパで広く栽培され、日本には江戸初期に渡来した。茎は高さ約一メートルになり、若い茎、葉には白い細毛を疎生する。根葉は長楕円形で波状しわがある。茎葉は三角形で互生し、長さ約一〇センチメートルの縁は鋸歯(きょし)状。基部は茎を抱く。五~六月、葉腋(ようえき)に径三~四センチの紫色の頭花を開く。サラダなどに用いる。きくぢさ。はなぢしゃ。オランダちさ。エンダイブ。《季・夏》 〔生物学語彙(1884)〕

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デジタル大辞泉 「菊萵苣」の意味・読み・例文・類語

きく‐ぢしゃ【菊萵苣】

キク科の野菜。葉はやわらかく、切れ込みが多くて縮れているが、丸葉品種もある。特有の芳香苦味をもち、サラダなどにする。地中海地方の原産。エンダイブ。アンディーブ。オランダぢしゃ。はなぢしゃ。 夏》

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動植物名よみかた辞典 普及版 「菊萵苣」の解説

菊萵苣 (キクジサ・キクジシャ)

植物。キク科の一年草,園芸植物。エンダイブの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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