菊池 重三郎(読み)キクチ シゲサブロウ

20世紀日本人名事典 「菊池 重三郎」の解説

菊池 重三郎
キクチ シゲサブロウ

昭和期の翻訳家,小説家,随筆家



生年
明治34(1901)年7月3日

没年
昭和57(1982)年4月16日

出生地
宮崎県東臼杵郡北方村(現・北方町)

学歴〔年〕
立教大学文学部英文科〔大正14年〕卒

主な受賞名〔年〕
宮崎県文化賞〔昭和43年〕「故郷の琴」

経歴
大正14年から3年間麻布中英語教師を務め、昭和3年渡欧。5年帰国、以後研究社、春秋社、新潮社に勤務。傍ら文筆活動にも努める。25年「芸術新潮」編集代行として創刊から62号まで携わり、30年退職。晩年島崎藤村と親しく、藤村死後、故郷の長野県・木曽馬籠に建てられた藤村記念堂設立に尽くした。主な翻訳に「チップス先生さようなら」「アラバマ物語」、著作に「ヤコブ梯子」「故郷の琴」「木曽路の旅」、詩集に「バンビの歌」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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