荒尾干潟(読み)アラオヒガタ

デジタル大辞泉 「荒尾干潟」の意味・読み・例文・類語

あらお‐ひがた〔あらを‐〕【荒尾干潟】

熊本県荒尾市にある干潟有明海の中央部東側に位置する。シギチドリなどの渡り鳥が多く飛来する中継地および越冬地。ノリ養殖やアサリ漁なども行われている。面積7.54平方キロメートル。平成24年(2012)ラムサール条約に登録された。

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百科事典マイペディア 「荒尾干潟」の意味・わかりやすい解説

荒尾干潟【あらおひがた】

熊本県荒尾市の有明海沿岸一帯に広がる干潟。干満差が大きく干潟の発達が著しいことで知られる有明海だが,東よか干潟肥前鹿島干潟と異なり荒尾干潟は砂質干潟であり,生態系も異なっている。渡り鳥の中継地・越冬地であり,シギチドリ類をはじめ飛来数は多い。水質の悪化傾向を受け,保全・再生事業が進められている。2012年7月,ラムサール条約登録湿地となる。鹿児島本線の南荒尾駅から徒歩すぐ。
→関連項目ラムサール条約

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「荒尾干潟」の意味・わかりやすい解説

荒尾干潟
あらおひがた

熊本県北西部,有明海東部に位置する干潟荒尾市に属する。単一干潟としては国内有数の広さを誇り,シギチドリ類やクロツラヘラサギなどの中継地,越冬地として知られる。ゴカイ類やカニ類など多様な生物が生息し,ノリの養殖やアサリ漁が盛ん。2012年,荒尾市から長洲町までの約 18km2が国指定鳥獣保護区に,うち約 7.5km2特別保護地区に指定された。同 2012年ラムサール条約に登録。

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事典 日本の地域遺産 「荒尾干潟」の解説

荒尾干潟

(熊本県荒尾市)
ラムサール条約湿地」指定の地域遺産。
干潟、クロツラヘラサギ、ツクシガモ等の渡来地。国指定鳥獣保護区、特別保護地区。単一干潟としては国内でも有数の広さ

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