精選版 日本国語大辞典 「草香」の意味・読み・例文・類語
くさ‐の‐こう ‥カウ【草香】
〘名〙 ミカン科の多年草ヘンルーダの一種で、初夏に黄色い花が咲き、強い香りを持っている草。その葉は香料にする。また駆虫薬としても用いられる。コヘンルーダ。くさのか。《季・秋》 〔十巻本和名抄(934頃)〕
※天祿三年規子内親王前栽歌合(972)「くさのかう 床夏の露うちはらふ宵ごとにくさのかうつる我袂かな〈左衛門君〉」
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