茅(かや)、葭(よし)、藁(わら)などで屋根を葺くこと。または葺いた屋根をいう。外国では麦藁(わら)なども用いられる。瓦(かわら)葺きが一般化するまでもっとも広く用いられていた屋根葺き方法で、伊勢(いせ)神宮正殿では茅、大嘗宮(だいじょうきゅう)では青草を葺き、竪穴(たてあな)住居の屋根もすべてこの材料による。また江戸時代初期、江戸市中になお藁葺きやかや葺きが多く、幕府がこれを改めるよう指示した記録もある。断熱、保温性に優れ、現在でも山間部の農家に使われることがあるが、防火上の見地から都市部での使用は禁止されている。また透水性が大きいので、勾配(こうばい)は矩(かね)勾配(45度)以上にされるのが普通である。
[山田幸一]
敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...
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