茨木童子(読み)いばらきどうじ

精選版 日本国語大辞典 「茨木童子」の意味・読み・例文・類語

いばらき‐どうじ【茨木童子】

羅生門に住んだという伝説上の鬼神渡辺綱に切り取られた片腕を綱の伯母に化けて取り返したという。

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デジタル大辞泉 「茨木童子」の意味・読み・例文・類語

いばらき‐どうじ【茨木童子】

京都羅生門渡辺綱わたなべのつなに片腕を切り取られ、のちに綱の伯母に化けてその片腕を奪い返したという、伝説上の鬼。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「茨木童子」の解説

茨木童子 いばらきどうじ

伝説に登場する鬼。
酒呑(しゅてん)童子の手下。都をあらしまわり,源頼光(よりみつ)四天王のひとり渡辺綱に羅生門(らしょうもん)(一説一条戻橋)で片腕を切断される。のち綱の伯母にばけて腕をとりもどす。類似の話は古くからあるが,茨木童子の名は天和(てんな)元年(1681)の「前太平記」が初出。長唄歌舞伎の「茨木」で知られる。

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「茨木童子」の解説

茨木童子
(通称)
いばらきどうじ

歌舞伎・浄瑠璃外題
元の外題
倣曾我大江山入
初演
弘化3.1(江戸中村座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

デジタル大辞泉プラス 「茨木童子」の解説

茨木童子

日本の伝承上の鬼。平安時代に京都付近で暴れまわったとされる酒呑童子の手下。

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