茨を逆茂木にしたよう(読み)いばらをさかもぎにしたよう

精選版 日本国語大辞典 「茨を逆茂木にしたよう」の意味・読み・例文・類語

いばら【茨】 を 逆茂木(さかもぎ)にしたよう

(とげのある木で逆茂木を作って敵や獣の侵入を防いだところから) 辛(から)いこと。転じて、辛くて舌にしみることのたとえ。古く酒の味にいうことが多い。
※虎寛本狂言・庖丁聟(室町末‐近世初)「扨(さて)も扨(さて)も辛い酒かな。茨を逆茂木(サカモギ)にした様な」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android