茎(漢字)

普及版 字通 「茎(漢字)」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 8画

(旧字)
11画

[字音] ケイ
[字訓] くき・もと・はしら

[説文解字]

[字形] 形声
旧字はに作り、(けい)声。織機のたて糸を張った形。上下を支える緊張した関係のものをいい、支柱・径直の意がある。人体では頸(くび)・脛(すね)、草では茎をいう。〔説文〕一下に「枝なり」とあり、径直の部分。〔段注〕にその文を〔字林〕によって誤るものとし、〔玉〕の引くところによって「艸木の幹なり」と改めている。

[訓義]
1. くき、みき。
2. 上を支えるもの、もと、はしら。
3. 細く長いもの、さお、つか。
4. 細く長いものを数える助数詞

[古辞書の訓]
和名抄 久岐(くき)〔名義抄 クキ/立 ククタチ

[語系]
heng、脛hyeng、頸kieng、剄kyengは声近く、みなkyengの声義を承ける一系の語。

[熟語]
茎囲茎柯茎幹茎刃・茎茎頭茎立
[下接語]
陰茎・花茎・球茎・金茎・根茎・枝茎・短茎・長茎・包茎・連茎

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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