茅花(読み)ちばな

精選版 日本国語大辞典 「茅花」の意味・読み・例文・類語

ち‐ばな【茅花】

〘名〙 茅(ちがや)花穂つばな。《季・春》
※江帥集(1111頃)「ちはなぬく交野の原のつぼすみれ若紫に色ぞかよへる」 〔日葡辞書(1603‐04)〕

つ‐ばな【茅花】

〘名〙 チガヤの花。《季・春》
万葉(8C後)八・一四四九「茅花(つばな)抜く浅茅が原のつほすみれいま盛りなり吾が恋ふらくは」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「茅花」の意味・読み・例文・類語

つ‐ばな【×茅花】

チガヤの花穂。また、チガヤの別名 春》「おそろしき迄穂に出る―かな/子規

ち‐ばな【×茅花】

チガヤの花穂。つばな。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「茅花」の読み・字形・画数・意味

【茅花】ぼうか

つばな。

字通「茅」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

動植物名よみかた辞典 普及版 「茅花」の解説

茅花 (ツバナ・チバナ)

植物イネ科の多年草,薬用植物。チガヤの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android