苦は楽の種(読み)くはらくのたね

精選版 日本国語大辞典 「苦は楽の種」の意味・読み・例文・類語

く【苦】 は=楽(らく)の種(たね)[=楽(たの)しみの元(もと)

いま苦労するのは、後日の安楽のために種をまいておくようなものだ、という意。現在の苦労は、将来の幸福のもとになる。「楽は苦の種、苦は楽の種」と続けて用いられる。
歌舞伎五大力恋緘(評釈江戸文学叢書所収)(1793)大切「これ、小万さん、其やうにくよくよと、もし、苦は楽みの元といふぞえ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「苦は楽の種」の意味・読み・例文・類語

らくたね

現在の苦労は、将来の幸福のもとになるということ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ことわざを知る辞典 「苦は楽の種」の解説

苦は楽の種

今している苦労は、将来、楽に過ごすための種をまいているようなものである。苦労しておけば、後々楽になる。

英語〕There is no pleasure without pain.(苦労のない楽しみはない)

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android