若駒(読み)わかごま

精選版 日本国語大辞典 「若駒」の意味・読み・例文・類語

わか‐ごま【若駒】

〘名〙 年若い馬。馬の子。和歌では、五月五日に駒くらべをするところから、若菰(わかごも)とかけることがある。《季・春》
神楽歌(9C後)明星・其駒「〈本〉葦駮の や 森の森の下なる 和加古万(ワカゴマ)率て来」

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デジタル大辞泉 「若駒」の意味・読み・例文・類語

わか‐ごま【若駒】

若い馬。春駒 春》「―の親にすがれる大き眼よ/石鼎
[類語]牡馬ぼば牝馬ひんば子馬小馬名馬麒麟駿馬優駿駄馬駑馬どば白馬青馬軍馬競走馬馬車馬輓馬ばんば引き馬裸馬放れ馬暴れ馬荒馬奔馬種馬当て馬驢馬ろば騾馬らば

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[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「若駒」の解説

わかこま【若駒】

栃木日本酒。地元には古くから初午の日に飾り馬が村内をめぐる風習があり、酒名は、その馬が店に飛び込んできたことに由来大吟醸酒は40%まで磨いた山田錦を小仕込みで醸す。ほか本醸造酒普通酒などがある。原料米は五百万石、山田錦など。仕込み水は日光山系の伏流水蔵元の「若駒酒造」は万延元年(1860)創業所在地は小山市大字小薬。

わかこま【若駒】

富山の日本酒。主力の本醸造酒「上撰」は辛口で飲みあきしないタイプ。ほかに純米酒などがある。原料米は主に五百万石。仕込み水は庄川上流の伏流水。蔵元の「若駒酒造場」は明治22年(1889)創業。所在地は南砺市井波。

出典 講談社[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションについて 情報

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