若潮(読み)わかしお

精選版 日本国語大辞典 「若潮」の意味・読み・例文・類語

わか‐しお ‥しほ【若潮】

〘名〙
① 長(ながしお)の翌日から潮の干満の差が大きくなること。また、その潮。陰暦一一日と二六日にあたる。
※俳諧・駒掫(1702)上「若汐やの飛おぼろ月〈文十〉」
② 元日の早朝年男が海からくんで来て神に供える海水。また、その海水をくむ行事。若潮迎え。九州地方でいう。《季・新年》

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デジタル大辞泉 「若潮」の意味・読み・例文・類語

わか‐しお〔‐しほ〕【若潮】

小潮こしおから大潮に向かって、干満の差がしだいに大きくなる時期の潮。陰暦の11日と26日ごろにあたる。
西日本で、元旦年男が海から潮水をくんできて神に供える行事。また、その潮水。 新年》

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