若松新田村（読み）わかまつしんでんむら

日本歴史地名大系

若松新田村
わかまつしんでんむら

• 秋田県：仙北郡
• 田沢湖町
• 若松新田村

[現在地名]田沢湖町卒田（そつだ） 若松

荒川尻（あらかわしり）村の東、卒田村との間にあり、玉（たま）川に沿って抱返（だきかえり）渓谷まで細長く続く。

天保郷帳に「卒田村、古者卒田村若松新田村二村」と記されるが、藩内の記録である享保八年（一七二三）の仙北郡郡村本村支村御高調帳（秋田県庁蔵）には、「若松村、家数拾九軒、荒川尻村肝煎作兵衛、延宝元年御注進申出（中略）関郷普請起高七拾七石八斗九升三合（中略）其後関破損関亡所を角館町進藤作左衛門三拾七年以前忠進入目関普請二百二拾石一斗五升七合起高（中略）御黒印者荒川尻村肝煎作兵衛支配仕、御皆済諸役相勤申候、作兵衛・進藤両人に辛労免下シ置れ候」とある。高は一九九石余で、免は四ツ成、当高は一三三石一斗六升一合。

出典　平凡社「日本歴史地名大系」