若人(読み)ワコウド

デジタル大辞泉 「若人」の意味・読み・例文・類語

わこうど〔わかうど〕【若人】

《「わかびと」の音変化》若い人。わかもの。青年。「若人祭典
[類語]青年若者若い者若いしゅ若造青少年ヤンガージェネレーションヤング若手

わか‐びと【若人】

わこうど(若人)

わか‐うど【若人】

わこうど

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「若人」の意味・読み・例文・類語

わこうど わかうど【若人】

〘名〙
① 年若い人。わかもの。青年。現代では、溌剌(はつらつ)とした若者・青年をいう雅語的表現で、個別的な人を指すことはなく、全体的にとらえて言う。
蜻蛉(974頃)下「我いまは老いにたりとて、わかうどもとめて、われをかんどうし給へるならん」
人間失格(1948)〈太宰治〉「青春感激だとか、若人の誇りだとかいふ言葉は」
貴族の家に仕える年若な女房
※宇津保(970‐999頃)嵯峨院「そわうの君とてよきわかうど、あて宮の御方にさぶらふにつきて」
[語誌]「わかびと」の変化した語と考えられるが、「わかびと」の例は見当らない。

わか‐うど【若人】

わか‐びと【若人】

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