苗島村(読み)のじまむら

日本歴史地名大系 「苗島村」の解説

苗島村
のじまむら

[現在地名]福野町苗島

たび川右岸に位置し、北西福野村。村名は新開に当たった河辺次郎左衛門の出身地である苗加のうか村と野村島のむらじま(ともに現砺波市)の苗と島をとって名付けたという。貞享四年(一六八七)次郎左衛門らは新開願を提出して三〇九石余を開き、同年苗島村の村立てを願出て、翌五年苗島新村と唱えた(菊池家文書)。なお元禄一四年(一七〇一)の村名由来書(川合家文書)によると、同元年に苗島村の村立てを願出て苗島新村と称し、同三年苗島村となったという。同一〇年の新開高六二〇石余などがあり、天保一〇年(一八三九)の高一千七九石余(「高物成帳」菊池家文書)。所属組は福野村と同じ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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