苔の下(読み)コケノシタ

デジタル大辞泉 「苔の下」の意味・読み・例文・類語

こけ‐の‐した【×苔の下】

《苔の生えた地面の下の意から》墓の下。草葉の陰。
「埋づもれぬかばねを何に尋ねけむ―には身こそなりけれ」〈更級

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「苔の下」の意味・読み・例文・類語

こけ【苔】 の 下(した)

(苔むした地面の下の意) 墓の下。死んだのち。黄泉。草葉の陰。
更級日記(1059頃)「埋もれぬかばねをなにに尋ねけむこけのしたには身こそなりけれ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android