芹沢【けい】介(読み)せりざわけいすけ

百科事典マイペディア 「芹沢【けい】介」の意味・わかりやすい解説

芹沢【けい】介【せりざわけいすけ】

染色工芸家。静岡市生れ。東京高等工業図案科卒。柳宗悦の民芸運動に加わり,型絵染を創始。その抜した意匠は,室内装飾や家具設計,装丁版画にいたるまで,伝統と近代的感覚を巧みに混合した独自の作風を開いた。1956年重要無形文化財保持者の指定を受けた。
→関連項目大原美術館芹沢長介

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