花見小袖（読み）ハナミコソデ

デジタル大辞泉「花見小袖」の意味・読み・例文・類語

花見に女性が着るはでな小袖。花見の席で、木にわたした紐ひもにかけ並べ、幕の代わりとした。

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〘名〙花見の時に着る小袖。江戸時代、延宝・天和（一六七三‐八四）頃にはこの小袖を特に華美につくるようになり、酒宴の時には木にわたした紐に小袖をかけて仮の花見幕（小袖幕）とした。《季・春》

※俳諧・鷹筑波（1638）一「ゆるゆると心もしたる春の比花見小袖の上のさげ帯〈日能〉」

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