花火師(読み)ハナビシ

デジタル大辞泉 「花火師」の意味・読み・例文・類語

はなび‐し【花火師】

花火製造や、その打ち上げを業とする人。

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精選版 日本国語大辞典 「花火師」の意味・読み・例文・類語

はなび‐し【花火師】

〘名〙 花火の製造や、その打ち上げを業とする人。
※東京風俗志(1899‐1902)〈平出鏗二郎〉中「古へより玉屋鍵屋この花火師(ハナビシ)を以て著るく」

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日本文化いろは事典 「花火師」の解説

花火師

花火師とは花火の製造や打ち上げ、そして花火大会の準備運営までを仕事とする職人です。冬場に花火作りといった地道な作業を行い、夏場の華やかな花火大会へ向けて準備をします。夏の夜空を鮮やかに彩る花火大会の裏方を務める職人さんです。

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世界大百科事典(旧版)内の花火師の言及

【花火】より

… 日本に花火が伝わったのは,1543年(天文12)の鉄砲伝来とともに火薬の配合が伝えられた後であるが,85年(天正13)の夏,皆川山城守と佐竹衆の対陣のとき,慰みにそれぞれ敵陣に花火を焼き立てたことが見えるのが古い記録である。1613年(慶長18年8月6日)に,花火上手(じようず)の唐人が江戸城二の丸で上げた花火を徳川家康が見物したといわれるが,そのころから花火師が現れ,やがて撚花火や線香花火を売り歩くようになった。随筆《飛鳥(あすか)川》には花火売の呼声として,〈花火花火,鼠(ねずみ)手,ぼたん,てん車,からくり,花火花火〉と記しているが,これは江戸時代後期のことであろう。…

※「花火師」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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