精選版 日本国語大辞典 「花形」の意味・読み・例文・類語
はな‐がた【花形】
〘名〙
① 花の形。花の姿。また、それをかたどったもの。いろいろな花の模様。花紋。
※富岡本栄花(1028‐92頃)玉のうてな「らでんのはながたをすゑて」
② あばたをいう。いも。痘痕。
※岩瀬本大鏡(12C前)三「色黒くて、額にはながた打ちつきて、髪ちぢけたるにぞおはしける」
※俳諧・桜川(1674)春二「花かたや此手つつみもふたおもて〈玖也〉」
※俳諧・毛吹草(1638)六「咲見つつ花形(はなガタ)が名は皷草〈宗房〉」
※しろうと農村見学(1954)〈桑原武夫〉「三高時代の陸上部の花形」
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