花報・華報(読み)けほう

精選版 日本国語大辞典 「花報・華報」の意味・読み・例文・類語

け‐ほう【花報・華報】

〘名〙 仏語
極楽往生すること。現世修行のむくいとしての往生を花、成仏を実として区別していったもの。
往生要集(984‐985)大文四「念仏修善為業因、往生極楽為花報、証大菩提為果報」
② 転じて、現世の安穏をいう。
雑談集(1305)九「これ現世安穏の花報(ケホウ)也。後生善処は本意なれは」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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