花コウ(崗)岩質層(読み)かこうがんしつそう

百科事典マイペディア 「花コウ(崗)岩質層」の意味・わかりやすい解説

花コウ(崗)岩質層【かこうがんしつそう】

上下2層からなる大陸地殻上層。普通厚さ20〜30km,若い造山帯の下で50〜60km。この層では地震波縦波速度は毎秒5.5〜6.5kmで,そのことから花コウ岩か,またはそれと同じ組成,同じ密度岩石(たとえば片麻岩)からなると推定されている。大洋地域には存在しないか,存在しても薄いとされる。現在この用語はほとんど使われない。
→関連項目コンラッド不連続面シアル大陸

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android