芝田町一丁目(読み)しばたまちいつちようめ

日本歴史地名大系 「芝田町一丁目」の解説

芝田町一丁目
しばたまちいつちようめ

[現在地名]港区しば五丁目

東海道に面した両側の年貢町屋。低く平坦な地勢。北は本芝入横ほんしばいりよこ町および幕臣邸地、東は海、西は出羽山形藩水野家中屋敷、南は芝田町二丁目。もとは上高輪かみたかなわ村のうち。起立年代は不明だが、しだいに家作が増え、寛文二年(一六六二)町奉行支配となった。芝浦地先にあり、田畑一円が町屋になったので芝田町という。町域は東側・西側に分れる。町内間数は田舎間で東側は表七三間余・三千八坪余、西側は表七五間余・一千六一八坪余、総坪数四千六二七坪余。反別一町五反余・高一五石余。文政一〇年(一八二七)の家数一一四、うち家持四・家主一五・地借六・店借八九。海岸沿いの反別二反余は本芝材木ほんしばざいもく町家持が安永五年(一七七六)に埋立を許可され高入れとなった(文政町方書上)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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