(読み)ぼう

精選版 日本国語大辞典 「芒」の意味・読み・例文・類語

ぼう バウ【芒】

〘名〙
① =のぎ(芒)
ひかり。①のような形をしている光の先端部分。
平戸記‐延応二年(1240)正月二七日「今夜天顔快晴、妖星猶見、芒事外薄短」

はしか【芒】

〘名〙 稲や麦などの果実の先にある針のような毛。のぎ。のげ。また、もみがら。〔文明本節用集(室町中)〕
雑俳替狂言(1702)「袖笠に払ひ兼たる麦はしか」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「芒」の意味・読み・例文・類語

のぎ【×芒】

稲や麦などイネ科植物で、花の外側えいの先端にある針状突起。分類上重要。
(「禾」とも書く)切りはくの一。金箔銀箔を細く切ったもの。装飾経絵巻詞書ことばがき下絵装丁装飾に用いる。
[類語]とげいが綿毛

ぼう【芒】[漢字項目]

[音]ボウバウ)(漢) [訓]のぎ すすき
稲などの穀物の実の先端にある針状の突起。のぎ。「芒種
物の細くとがった先端。「光芒

はしか【×芒】

稲・麦などののぎ

のげ【×芒/野毛】

のぎ」の音変化。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「芒」の解説

芒 (ススキ)

学名Miscanthus sinensis
植物。イネ科の多年草,園芸植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android