芒(中国地名)(読み)ぼう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「芒(中国地名)」の意味・わかりやすい解説

芒(中国地名)
ぼう / マン

中国、雲南(うんなん)省西部、徳宏(とくこう)タイ族チンポー族自治州東部の県級市。旧称潞西(ろせい)。同自治州の州政府所在地で滇緬(てんめん)自動車道(昆明(こんめい)―瑞麗(ずいれい))に沿う。人口36万2398(2010)。市政府所在地は勐煥(もうかん)街道。日中戦争中にビルマ(現、ミャンマー)のマンダレーと中国の昆明を結ぶ物資輸送の要地として注目された。市街近郊に徳宏芒市空港がある。製糖、セメント電力などの産業が盛ん。

[青木千枝子・河野通博・編集部 2017年2月16日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android